ドラマ「風のガーデン」 “ルイと岳の苗床”/富良野
【投稿日】2013年09月24日(火)| 北海道発
富良野の季節を感じさせる風に揺れながら咲き誇る北海道の新たな庭

平成20年(2008)10月より放映されていた倉本聰氏脚本の「風のガーデン」は、「北の国から」「優しい時間」に続く“富良野三部作・最終章”として作られたTVドラマだ。この撮影のために2年がかりで造成された広大なブリティッシュガーデンが新富良野プリンスホテルのピクニックガーデン内にあり、約2000平方メートルの庭には365品種以上の花々が植えられている。
主人公の家族が育てたこのガーデンには、季節ごとに変化する庭が楽しめるように、さまざまな花色を庭全体に散りばめている。倉本氏は何度もここに足を運び、脚本を執筆したそうだ。グラスガーデンに沿って流れるような曲線の小道を進むと、ドラマのセットを完全に再現した白い壁のグリーンハウスが建ち、庭と共に鮮やかにもやさしい自然が訪れる人を癒し、楽しませてくれる。グリーンハウスの中にはドラマで使われた家具等が置かれている。
入口の「風のガーデン」の看板や「ルイの苗床」「岳の苗床」の文字は倉本氏の直筆。「ルイの苗床」「岳の苗床」では風のガーデン内に植栽されている美しい花々や木の苗200種類以上が販売されている。ドラマ内で、ルイと岳の祖父として登場する医師・白鳥貞三(故・緒形拳氏)が独自に考案したオリジナルの花言葉が語られるのだが、この倉本氏が作った花言葉の数々は、ドラマには登場しないものも含めて365種類分ある。それらをまとめた本も販売されているので、本と花を照らし合わせながら素敵な花言葉の花を選んで買うのも面白い。この「風のガーデン」は、俳優として生涯現役を貫いた緒形拳氏の遺作となった作品でもある。
【住所】北海道富良野市中御料
【交通】車:札幌から約2時間(道央自動車道利用 三笠IC経由)
【駐車場】あり(無料、新富良野プリンスホテル内)
【問い合わせ】0167-22-1111/新富良野プリンスホテル
【料金】大人700円、小学生(7~12歳)500円、幼児無料
【投稿日】2013年09月24日(火)【投稿者】たびらい編集部