1. 札幌市時計台の外壁

札幌市時計台の外壁

【投稿日】2013年09月24日(火)| 北海道発

外壁の色の移り変わりを見ることができる

外観のパネル

平日、休日を問わず観光客であふれる「札幌市時計台」は、赤と白の外壁が特徴的な札幌のランドマーク。明治11年(1878)に創建されて以来、その外壁がさまざまな色に塗り替えられている。やすりで削り、何色を何度塗ったのかが分かった。

色の移り変わりは、館内1階資料室のパネルで紹介されている。何度も塗り直された材木の断片をルーペで見ることができ、完成当時の壁は灰色、それからクリーム色や薄い緑、濃い緑を経て、昭和28年(1953)には現在の赤と白の配色に。昭和42年(1967)に札幌農学校で使われていた創建当時のものを復元するように改修する動きがあったが、昭和時代に歴史的建造物でありながら図書館や郵便局などの市民向けの施設とて使用されたことから、外壁の色は戻さなかった。

また、正面入り口に掲げられた岩倉具視の書「演武場」の木の額のほか、時計台のあちらこちらにあしらわれた赤い星も特徴的。北海道庁旧本庁舎でも見かけるこの赤い星は、北極星と強い精神をイメージした北海道開拓使のシンボルマークだ。時計台には全部で17個あるので、いくつ見つけられるか探しながら施設内を巡るのも楽しい。

【住所】北海道札幌市中央区北1条西2丁目
【交通】JR:札幌駅南出口から徒歩約10分
    地下鉄:大通駅市役所側出口から徒歩約5分
【駐車場】なし
【料金】観覧料 大人200円、中学生以下無料(生徒手帳提示必要)、団体180円(20人以上)
【時間】開館時間 8時45分~17時10分(入館は17時まで)
【休館日】年末年始(12月29日~1月3日)、第4月曜日(第4月曜日が祝日の場合は翌日※5~10月、12月は開館)
【公式HP】URL  http://sapporoshi-tokeidai.jp/

【投稿日】2013年09月24日(火)【投稿者】たびらい編集部

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