ローソク岩/余市
【投稿日】2013年09月18日(水)| 北海道発
空にまっすぐそびえる巨大な岩

北海道の余市町は、積丹半島の東に位置し、北海道民謡のソーラン節発祥の地として有名な町である。その市街から国道226号線を走って7キロほど行くと、日本海沖にローソク岩が見えてくる。積丹半島には断崖・奇岩が数多くあるが、中でもローソク岩はシンボル的存在だ。
ローソク岩の高さは約46メートルで、沖から550メートル先にあり、岩の上には神社がある。積丹半島沖地震の津波により今の形となったが、以前は丸くて太い岩だった。空にまっすぐそびえる巨大な岩は、天を指差しているような形をしている。
名前の由来は、かつてニシン漁が盛んであった余市町に、ウロコが岩に張り付きローソクのように光ったからなどいろいろな説があり、形状がローソクの形をしているからではない。滝ノ澗トンネルとワッカケトンネルの間に駐車場を備えた展望公園から見ることができる。積丹半島はトンネルが多く、奇岩が見えてもまたすぐにトンネルとなるので運転には注意が必要だ。また、積丹半島はスキューバダイビングでも人気があり、ローソク岩にはダイビングポイントが多い。平成24年(2012)には、ローソク岩周辺でジンベイザメが発見されている。他にも、シーカヤックなどの体験もおすすめだ。
【住所】北海道余市郡余市町潮見町沖
【交通】JR:函館本線余市駅から車で約20分
【駐車場】あり
【問い合わせ】0135-21-2125/余市町役場 商工観光課
【投稿日】2013年09月18日(水)【投稿者】たびらい編集部