フクジュソウ
【投稿日】2013年08月30日(金)| 北海道発
縁起のいい黄色い花

春の訪れを告げる花、フクジュソウ。花言葉は「永久の幸福、思い出、幸せを招く」。分布範囲は広く、北は北海道、南は九州まで、主に山林に生育している。道内でも広く見られ、岡公園、帯広市野草園、野幌森林公園、網走湖畔・呼人、男山自然公園、春国岱が有名。初めは茎が短く伸びないのだが、次第に茎や葉が伸び、1つの茎に1~4個の花をつける多年草だ。縁起がよいとして古来より人々に親しまれてきた。旧暦の正月間際に花をつけることから「元日草」、「朔日草」という異名を持つ。北海道においては寒い冬があけ、まっさきに咲く花なので「マンサク」とも呼ばれる。
北海道にはフクジュソウにまつわる神話もある。アイヌではフクジュソウのことを「クナウ」と呼ぶ。かつて美しい霧の女神(クナウ)がいた。その女神は親が取り決めた縁談を断ってしまい、罰として一輪の花に変えられてしまった。その変えられた花がフクジュソウだったと言う話だ。
また、フクジュソウの花は密を持たないという不思議な特徴がある。昆虫に花粉を運んでもらうのに不便だが、花弁をいっぱいに押し広げ太陽の熱を中央に集めることによって、温かさで昆虫を集めるのだ。
■帯広市野草園
【住所】北海道帯広市緑ヶ丘2(緑ヶ丘公園内) 地図
【交通】JR:帯広駅から車で約10分
【駐車場】あり(無料)
【開園期間】4月29日~10月31日
【開園時間】9時~16時30分
【料金】無料
■野幌森林公園
【住所】北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2 地図
【交通】・記念塔口 JR:千歳線新札幌駅からJR北海道バス開拓の村行で約13分(開拓の村入口、野幌森林公園、記念館入口下車すぐ)
・大沢口 JR:千歳線新札幌駅から夕鉄バス文京通西行約25分(大沢公園入口下車徒歩7分)
【駐車場】あり / 無料(記念塔前254台、開拓記念館74台、開拓の村前400台)
【料金】無料
網走湖畔・呼人
【住所】北海道網走市呼人 地図
【交通】バス:網走バスターミナルから美幌行き約16分「養護学校入口」下車 徒歩約3分
JR:石北本線網走より車で約10~15分
【駐車場】なし
【料金】無料
■男山自然公園
【住所】北海道旭川市東山 地図
【交通】バス:旭川駅前(駅前ビル前)から道北バス名寄線普通で男山公園前下車すぐ
JR:旭川駅から車で約30分
【駐車場】あり(無料)
【料金】無料
【開園期間】4月中旬~5月上旬
【開園時間】9時~17時
■春国岱
【住所】北海道根室市東梅103番地 地図
【交通】JR:根室本線根室駅から根室交通厚床行き、東梅下車徒歩約2分
車:根室市中心部から約20分
【駐車場】あり
【開館時間】ネイチャーセンター 9時~17時(10月~3月までは、16時30分閉館)
【休館日】水曜日(祝日の場合は翌々日)、祝日の翌日、年末年始(12月30日~1月5日)
【入園料】無料
【問い合わせ】0153-25-3047/ネイチャーセンター
【投稿日】2013年08月30日(金)【投稿者】たびらい編集部