1. コッタロ湿原展望台/標茶町

コッタロ湿原展望台/標茶町

【投稿日】2013年08月25日(日)| 北海道発

タンチョウの営巣地を見渡せる展望台

コッタロ湿原

ラムサール条約の登録湿地である釧路湿原は日本最大の湿原であり、東京都の都心が入るほどの大きさだ。タンチョウの最大の生息地でもある。その中にあるコッタロ湿原は、国立公園の特別保護区に指定されている場所だ。

コッタロ湿原は釧路湿原の北東の端にある。眺めを楽しむのであれば、コッタロ湿原展望台がおすすめ。通称久著呂原野塘路線のダートを国道391号線との交差点から北に7キロほど走ったところにある。付近の道路は砂利道で道幅が狭いので、自動車などで通行する場合は注意が必要だ。

第一展望第のトイレの完備された駐車場から階段で200メートルほど登ると、コッタロ湿原を見下ろす展望台に出る。湿原の中を流れるコッタロ川を高い位置から見下ろす構図で、いかにも湿原らしい眺めを楽しむことができる。湿原内の小さな沼にはミツガシワの群落が見られ、タンチョウやアオサギなどの野鳥の観察が可能。また、ここはタンチョウの営巣地として非常に重要視されている低層湿原地帯。運がよければ春にはタンチョウのつがいと雛を見られる。他にも氷河期の遺存種といわれるイイジマルリボシヤンマなどの希少なトンボ類もおり、これらの多くは標茶町の昆虫研究家である飯島一雄氏により発見された。

【住所】北海道川上郡標茶町コッタロ
【交通】車:札幌中心部から約4時間40分(道東自動車道 札幌IC→白糠IC経由)
    飛行機:羽田~たんちょう釧路空港(所要約1時間30分)→釧路空港から展望台まで車で約1時間
【駐車場】あり(無料)※第二展望地には駐車場無し
【料金】無料

【投稿日】2013年08月25日(日)【投稿者】たびらい編集部

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