洞爺湖芸術館/洞爺湖
【投稿日】2013年07月25日(木)| 北海道発
洞爺湖畔でアートに触れるひとときを

平成20年(2008)4月1日に開館した「洞爺湖芸術館」は、旧洞爺村役場庁舎を改築した建物だ。1階の「砂澤ビッキアトリエ展示室」には、ノミ跡が残る大型の彫刻や丸みを帯びた柔らかいイメージの作品、繊細な作品などの木彫と、力強いタッチで描かれた絵画を展示している。砂澤ビッキは旭川出身の彫刻家で、アイヌの血をひく多彩なアーティストだ。
2階では、平成5年(1993)から「手のひらの宇宙」をテーマに開催されていた小型彫刻の国際公募展「洞爺村国際彫刻ビエンナーレ」の過去の入選作・受賞作約85点を展示している。事業は平成19年(2007)に休止したが、ここではギリシャやハンガリー、ルーマニア、アメリカ、ベルギー、メキシコ、日本など、世界各国のアーティストの作品を見ることができる。
他にもユネスコ世界遺産主席写真家を務めた並河萬里の写真作品が展示されている。洞爺湖芸術館に展示されている写真は、旧洞爺村が「洞爺イメージアッププロジェクト」として、1997年から約3年間にわたって洞爺の風景撮影を依頼して制作されたもの。また、有名画家による挿絵の入った、谷崎潤一郎や川端康成などの美しい初版本や、三島由紀夫の創作メモをそのまま復刻した「創作ノオト」、棟方志巧の著書、宮尾登美子の豆本など、近・現代文学初版・限定本コレクションが約400冊集められている。
【住所】北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町96-3
【交通】車:札幌から中心部から約2時間(国道230号経由)
【駐車場】無料 10台
【料金】大人300円、高校生200円、小中学生100円※洞爺湖町民は無料
【開館時間】春期(4、5月)10時~17時、夏期(6~9月)10時~18時、秋期(10、11月)10時~16時※受付は閉館30分前まで
【休館日】月曜(祝日の場合は翌日)、12月~3月
【問い合わせ】0142-87-2525/洞爺湖芸術館
【投稿日】2013年07月25日(木)【投稿者】たびらい編集部