洞爺湖森林博物館
【投稿日】2013年07月25日(木)| 北海道発
洞爺湖の自然をより詳しく学ぶ

洞爺湖遊覧船で中島に上陸し徒歩数分で行くことの出来る洞爺湖森林博物館。昭和30年(1955)に道内の森林資源を主体にした資料の展示を目的に、洞爺湖の中島に開館した。その後は森林資源だけではなく、洞爺湖を取り巻く自然と水と緑をテーマに加え、内容を充実させていった。
中島の自然歩道に行くコースは、この博物館の窓口で手続きが必要だ。その時にコースマップを貰うことができる。開館期間は4月下旬~10月末。博物館では、鳥獣類や昆虫など、洞爺湖の自然とそこに生きる生き物をテーマに展示を行っている。焼けただれた地表や、火山灰で覆われた火山原野からコケの仲間やススキ、イタドリなどを中心とした草原ができ、低木林、落葉広葉林、混交林の森ができるまでの解説、さらにはく製や標本、ジオラマやパネルなどの資料をわかりやすく紹介している。
10万年ほど前の洞爺湖一帯は、平らな原野だったが、激しい火山活動の末、中央火口丘の中島と洞爺湖が生まれた。博物館では、その過程もわかりやすく解説している。洞爺湖の美しい四季の風景。羊蹄山、昭和新山、有珠山等、航空映像などのマルチスライドもあり、有珠山の爆発写真も迫力満点だ。
出口を出ると別棟があり、売店と食堂が設けられている。軽い食事をとり休憩することも可能。博物館がある中島には数多くのエゾシカが棲んでおり、建物裏手で出会うことができるため、売店にはエゾシカの餌としてビスケットが販売されている。
【住所】北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉142
【交通】車:札幌から約2時間分(道央自動車道 伊達IC経由、洞爺湖畔から遊覧船利用)
【駐車場】なし
【料金】大人200円 小人100円(団体15人以上10%引)
【開館時間】8時30分~16時3.0分
【問い合わせ】0142-75-4400/洞爺湖町役場 洞爺湖文化センター
【投稿日】2013年07月25日(木)【投稿者】たびらい編集部