刀掛岩/岩内
【投稿日】2013年07月24日(水)| 北海道発
北海道にある弁慶伝説の1つ

弁慶の刀掛岩(かたなかけいわ)は、日本海側の景勝地北海道岩内町敷島内にある。雷電温泉の西方に突き出す険しい山塊の突端だ。この周辺は、断崖絶壁と日本海の荒波が造り出した奇岩が点在しているが、中でも弁慶の刀掛岩は雷電海岸を象徴する代表的なもの。
かつて、源義経一行が難を逃れこの地へやって来た時、雷電岬で休息をとることになった。そこで腰の刀が邪魔になった弁慶は、自慢の力で岬の岩をひねり、そこへ刀を掛けたというのが名前の由来。弁慶はここで磯釣りも楽しみ、その際にもこの岩が役に立ったと言われている。
弁慶の刀掛岩の奥、日本海に沈む夕陽は、美しく、冬は荒い波と雪のモノトーンとなり、岩の険しさが一層鋭く感じられる。岬を小舟で南へ回ると、昔アイヌの首長が武器、財宝を隠していたという不落の洞窟が見えてくる。不落の洞窟は、高さ16メートル、幅4~20メートル、水面の奥行き60メートルの大洞窟。奥へ入って行くとだんだん周囲も狭まり、人の通行は困難。アイヌの難攻不落の砦であったと言われる場所。
【住所】北海道岩内郡岩内町字敷島内
【交通】車:札幌市中心部から約2時間(札樽自動車道経由)
小樽から車で約1時間30分(国道5号線経由)
【駐車場】なし
【料金】無料
【投稿日】2013年07月24日(水)【投稿者】たびらい編集部