忠類ナウマン象記念館/幕別町
【投稿日】2013年07月23日(火)| 北海道発
北海道の歴史を勉強できる施設

十勝の中心、帯広市から南へ約50キロの所にある幕別町忠類(旧忠類村)に「忠類ナウマン象記念館」がある。忠類ナウマン象化石は昭和44年(1969)7月に農道工事現場で偶然発見された。発掘の結果、全身骨格のほぼ70~80%にあたる47個の化石が発見。この発見を記念して昭和63年(1988)8月にオープンした記念館だ。
館内の主展示室には発見されたナウマン象が復元され、4.3メートルの巨大な全身骨格が展示されている。その他には発見から復元までの歴史や忠類ナウマン象最後の姿をイメージしたジオラマなどが展示。また、第1回北海道建築賞を受賞した建物。上空から見ると、記念館中央の丸いドーム部分が胴体、四隅の展示室などが足、正面入り口を頭部、約100メートルの歩道「時の道」がナウマンゾウの長い鼻と牙を表現している。外壁はナウマン象の肌をイメージし、玉石を埋め込んでいるのも面白い。
忠類ナウマン象記念館の周辺には、キャンプ、パークゴルフ、水遊びなどができる「ナウマン公園」、アルカリ性単純泉で肌がツルツルになる源泉100%で日帰り入浴、宿泊ができる「ナウマン温泉アルコ236」、特産のゆり根を使ったコーヒーやアンパンがある「道の駅・忠類」などもある。
【住所】北海道中川郡幕別町忠類白銀町383-1
【交通】JR:根室本線帯広駅から十勝バス広尾行1時間13分、ナウマン象記念館前下車徒歩約3分
車:札幌中心部から約3時間(道東自動車道 帯広JCT経由)
【駐車場】無料 約100台
【料金】一般300円、小・中学生200円(10名以上は団体料金の設定あり)
【開館時間】9時~17時
【休館日】火曜(火曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日~1月5日)
【投稿日】2013年07月23日(火)【投稿者】たびらい編集部