1. 稚内港北防波堤ドーム

稚内港北防波堤ドーム

【投稿日】2013年07月06日(土)| 北海道発

稚内のシンボル、世界でも珍しい半アーチ形ドーム

稚内港防波堤ドーム

宗谷本線・稚内駅の北東500メートルに位置し、日本海に面する稚内港北防波堤ドームは、高さ約14メートル、全長427メートルの世界でも珍しい半アーチ形ドーム。円柱70本の柱廊風のゴシック建築を模した重厚なデザインで、「北海道遺産」に指定されているほか、土木学会選奨の「土木遺産」にも選定。防波堤の外観としては異色のドーム状の形態を取っていることから防波堤ドームと命名された。

この防波堤は、稚内港の防波堤としての役割と、稚内と樺太を結ぶ稚泊連絡船の乗客を風や波から守る目的で、昭和6年(1931)から5年をかけて建設された。設計者は土谷実氏。北海道大学を卒業して3年、26歳の北海道庁の技師だ。当時ドーム内には、稚内桟橋駅が設けられ、稚内港駅(現稚内駅)からドーム内まで鉄道が延伸されていた。

昭和20年(1945)にソ連軍の南樺太侵攻により稚泊航路閉鎖した後も、北防波堤ドームは石炭貯炭場や資材倉庫として利用。老朽化が激しく、市民からの強い保存要請を受け、昭和53~55年(1978~1980)にかけて原型のまま改修復元された。現在、周辺は整備され公園となっており、夏になるとライダーがドーム内にテントを張って寝泊りをする姿が見られる。またドラマなどのロケ地に使われることも多く、さまざまなイベントに用いられている。ドームの先端には「稚泊航路記念碑」が設置。さらに北防波堤から海沿いに続く遊歩道「しおさいプロムナード」から日本海を一望できる。

【住所】北海道稚内市開運1丁目2-2
【交通】JR:宗谷本線稚内駅から徒歩約10分
【駐車場】無料
【料金】なし
【問い合わせ】0162-23-6161/稚内市役所

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【投稿日】2013年07月06日(土)【投稿者】たびらい編集部

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