1. 釧路湿原

釧路湿原

【投稿日】2013年06月12日(水)| 北海道発

釧路に広がる、日本最大の湿原

貴重な動植物が多数生息している釧路湿原

道東の街、釧路と言えば「釧路湿原」を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。この釧路湿原は、釧路市の北側に広がっており、湿原の中を釧路川が大きく蛇行しながら流れている。昭和55年(1980)にはラムサール条約の登録地となり、釧路湿原国立公園に指定された。希少な動物や植物が残る、北海道の原自然を見ることのできる場所だ。

中でも有名なのは特別天然記念物のタンチョウ。釧路湿原もその繁殖地として天然保護区域に指定されており、冬の間は鶴居村などでその姿を見ることができる。その他にもアオサギやシマフクロウなどの野鳥やキタサンショウウオ、今は幻の魚と呼ばれるほど数が減ってしまった淡水魚のイトウなども生息しており、運が良ければそんな希少な動物たちと出会うことができるかもしれない。

湿原を楽しむ方法で一番のおすすめは、湿原の中をゆったりと進むトロッコ列車の「くしろ湿原ノロッコ号」だ。また、自然を間近に感じられるカヌーでの川下りも人気。もちろん、何かに乗ることなく歩いて湿原を楽しむこともできる。湿原内にはいくつかの散策路が整備されて、多くは1時間程度で林間を散策することができる。また、釧路湿原には自然観察施設がいくつもあるので、休憩や湿原にいる動植物についての情報収集にも便利だ。

釧路湿原は自然豊かな北海道の中でも、そのありのままの風景を楽しむことができるようさまざまなサポートがされている。道東旅行の際に立ち寄るという楽しみ方はもちろん、一日を費やして湿原を散策する価値も十分にある場所だ。

【住所】北海道釧路市北斗6-11(釧路湿原展望台)
【交通】車:札幌中心部~釧路駅へ約4時間(道東自動車道利用 北郷IC→白糠IC)→釧路駅~展望台(車で約30分)
    飛行機:羽田~たんちょう釧路空港(所要約1時間30分)→釧路空港~展望台(車で約30分)
【駐車場】各自然観察施設、展望台に有り(無料)
【料金】釧路湿原展望台:入館料(1人1回)/大人480円 高校生250円 小中学生120円
    ノロッコ号:釧路~塘路間 片道 大人540円(指定料金別途520円) ※小学生半額

【投稿日】2013年06月12日(水)【投稿者】たびらい編集部

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