天狗岩/羅臼
【投稿日】2013年05月28日(火)| 北海道発
「北の国から2002遺言」のロケ地にも使われた不思議な岩

根室海峡に沿って道道87号線を相泊方面に向かうと、海側に独特な形をした岩が見えてくる。まるで天狗のお面を寝かせたような風貌で、長い鼻が天に向かって伸びているような形をしている。オホーツクの波と風が作り出した奇岩の一つだ。
天狗岩は、倉本聰脚本の北海道を舞台にしたドラマ「北の国から」の最終回、「北の国から2002遺言」のロケ地として使われた場所。富良野と羅臼の2カ所が舞台となっており、セセキ温泉やマッカウス洞窟などの羅臼の見どころがいくつも出てくる。天狗岩は、ヒロシと純が海から戻らないトドを待つため、迎え火を焚いていた海岸として使われ、今では立派な観光名所となった。
ここからは根室海峡や知床連山が見渡せる景色も楽しめる。天気がよければ天狗岩の背後に国後島を望むことができる。天狗岩にたどり着くまでに、ウトロとは違う知床の姿がある。斜里町側はウトロ市街地にのみ民家があるが、羅臼側は海岸沿いに民家や番屋が林立している漁村。羅臼昆布漁も盛んで、昆布を干していることもある。ウトロ側の観光地然とした雰囲気とは違って、地元民の生活感が伝わってくる場所だ。
【住所】北海道目梨郡羅臼町海岸町
【交通】車:札幌中心部から約6時間40分(道央自動車道 札幌IC→丸瀬布IC経由)
羅臼町市街地から約15分(道道87号線沿い)天狗岩トンネル手前
飛行機:中標津空港から車で約1時間20分(国道335号経由)
【駐車場】山側にあり/無料
【料金】無料
【投稿日】2013年05月28日(火)【投稿者】たびらい編集部