札幌のラベンダー
【投稿日】2013年05月24日(金)| 北海道発
歴史ある札幌のラベンダー

ラベンダーといえば富良野を思い出す人が多いが、日本のラベンダー栽培発祥の地は札幌市南区南沢だ。昭和13年(1938)に栽培実験が行われ、昭和15年(1940)に植栽、日本初の蒸留によるラベンダーオイル抽出に成功し本格的に植付けが開始された。上富良野地区では昭和23年(1948)に委託栽培が開始。
南沢にある東海大学札幌キャンパスでは、平成14年(2002)から「ラベンダーキャンパス化計画」としてラベンダーの植栽を行っており、例年7月中旬から月末にかけてラベンダーが紫の絨毯のように咲き誇る。例年7月下旬に「南沢ラベンダー祭り」が開催され、吹奏楽コンサートや近隣の農産物の販売を行っている。生産量が少なく購入が難しい「南沢はちみつ」が人気で、花と地域の産品を目当てに多くの人が訪れる。また、学生達が運営するオープンカフェで販売されるレモネードも人気。
もう一つのおすすめポイントが「幌見峠」。中央区とは思えない自然が豊かなラベンダー園は、ラベンダーと札幌中心部の景色を一度に楽しむことができる。夜景も素晴らしく日本夜景遺産にも認定されている。また、ラベンダーの刈り取り体験(有料)もでき、旅の記念に少し持って帰りたい人におすすめ。
【投稿日】2013年05月24日(金)【投稿者】たびらい編集部