胆振線
【投稿日】2013年05月23日(木)| 北海道発
廃線を訪ねて

胆振線は伊達紋別駅から倶知安駅を通っていた国鉄運営の鉄道であったが昭和61年(1986)に国鉄再建法に伴い、惜しまれつつ廃線となった。
停車駅は伊達紋別→上長流→壮瞥→久保内→優園→優徳→徳舜別→御園→北鈴川→西喜茂別→留産→川上温泉→東京極→京極→北岡→寒別→三郷→六郷→倶知安。伊達紋別駅・倶知安駅間は83キロで、その間には「オフロレ峠」「洞爺湖」「ホロホロ山」「羊蹄山」など数々の見所がある。元々この胆振線は鉄鉱石を運ぶために昭和3年(1928)に開通された鉄道で、その後に農産物や木材などの輸送用線路としても活用されていた。
現在となってはしかし胆振線全体の形跡を辿ることは難しいが、蟠渓駅跡、トンネル、橋梁などに当時の面影を垣間見ることができ、六郷駅跡では客車が保存されている。優園駅だった部分はサイクリングロードとなっており、キロポストの発見が可能だ。
【投稿日】2013年05月23日(木)【投稿者】たびらい編集部