1. 北海道神宮・札幌鉱霊神社/札幌

北海道神宮・札幌鉱霊神社/札幌

【投稿日】2013年05月20日(月)| 北海道発

北海道発展の歴史に触れる

緑の中にたたずむ札幌鉱霊神社

北海道には北海道開拓に命を賭けて従事してきた殉職者が祭られている神社が数多く存在する。北海道神宮の末社である札幌鉱霊神社もその一つだ。

北海道には良質の石炭や、金属の鉱脈が各地に存在していたため、最盛期には数多くの石炭鉱山と金属鉱山が稼働していた。夕張市や美唄市などは炭鉱によって発展していった町として有名。しかし、炭鉱により発展して行く一方で、度重なる鉱山事故により殉職してしまう者も多かった。その後、鉱山は国策の変更や鉱脈自体の枯渇などにより次々と閉山してしまう。

札幌鉱霊神社は、殉職者の御霊への感謝の気持ちとその功績を敬い祭祀を営むため、昭和18年(1943)に当時の札幌鉱山監督局長久保吉六氏の提唱により同局の前庭に鉱霊社として建設。建設日の6月25日には鎮座祭並びに第一回合祀祭が盛大に行われた。その後、昭和24年(1949)に北海道神宮の末社として、穂多木神社と開拓神社の間に遷座し、その時に札幌鉱霊神社と改められた。以来6月25日は例祭日と定められ祭祀を営むと共に、新たな殉職者も併せて祭り本道鉱業の安全と発展を祈願している。

【住所】北海道札幌市中央区宮ヶ丘474(北海道神宮内)
【交通】地下鉄:東西線円山公園駅から徒歩約10分
【駐車場】あり
【備考】URL http://www.hokkaidojingu.or.jp/

【投稿日】2013年05月20日(月)【投稿者】たびらい編集部

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