1. 北海道神宮・穂多木神社/札幌

北海道神宮・穂多木神社/札幌

【投稿日】2013年05月20日(月)| 北海道発

北海道拓殖銀行の物故役職員の御霊を祀る

北海道神宮境内にある穂多木神社

地下鉄東西線円山公園駅で降りて、鳥居をくぐり静かな境内を散策する。本殿に向かう途中にはいくつかの北海道神宮境内末社があり、穂多木神社もその中の一つ。社の前にはブロンズ製の精悍な顔をした一対の狛犬が鎮座し、参拝者を出迎えてくれる。北海道拓殖銀行に永年勤務功労のあった物故役職員の御霊を祀るため昭和13年(1938)本店の屋上に建立された。

北海道拓殖銀行は平成9年(1997)に経営破綻し、平成11年(1999)に解散した。もともとは明治33年(1900)に始まった北海道の開拓事業(拓殖)を支援するため、資本を供給することが目的の特殊銀行として設立。その後北海道経済の発展にともない事業を拡大したが、終戦後はGHQにより業務停止を命じられた。昭和25年(1950)には拓銀法廃止により普通銀行へ転換し、同年、穂多木神社も札幌神社(現北海道神宮)境内に遷座され、現在に至る。

例祭は北海道神宮と同じ6月15日。三年毎に行われる合祀祭には、新たに物故者を奉祀するほか、例祭も関係役職員および遺族の参列の下、厳かに執り行われている。

【住所】北海道札幌市中央区宮ケ丘474(北海道神宮境内)
【交通】地下鉄:東西線円山公園駅から徒歩約10分
【駐車場】あり
【備考】URL http://www.hokkaidojingu.or.jp/

【投稿日】2013年05月20日(月)【投稿者】たびらい編集部

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