地獄谷/登別温泉
【投稿日】2013年05月20日(月)| 北海道発
大迫力の大地のエネルギーを体感する!

北海道有数の温泉地として有名な登別。そんな温泉街のホテルや旅館を支えているのが地獄谷である。登別温泉で使用する温泉のほとんどを賄っている。温泉街のすぐ北にあり、登別温泉に来た観光客が数多く訪れる観光スポットだ。
地獄谷とは、約1万年前笠山という山が噴火した時にできた爆裂火口の跡である。面積は約11ヘクタール、直径は約450メートル。ここから毎分3000リットルの多種類の温泉が湧き出し、温泉街のホテルや旅館へと給湯される。無数にある湧出口や噴気孔からは硫黄やガスが吹き出し白い煙をモクモクと出し続けている。そのため、地獄谷に足を踏み入れるとすぐ硫黄の香りが漂い、奥に向かうほど湯煙で辺りが真っ白になる。火山ガスや熱湯がグツグツと煮えたぎり噴出するその風景から「鬼の棲む地獄」とも称されている。
大きな湧出口や噴気孔はそれぞれ「○○地獄」と名付けられ、全部で15の地獄がある。特に有名なのが「大正地獄」。周囲約10メートルほどの湯沼で、湯の色が七色に変わるというなんとも不思議な沼だ。入り口近くに展望台があり、全景をじっくりと眺めることができる。1周約10分ほどの遊歩道を進むと間近で熱湯が噴出する様子を楽しめる。
地獄谷の入り口にある「登別パークサービスセンター」に立ち寄ると、スタッフから地獄谷に関する最新の情報やパンフレットを入手できるのでおすすめだ。また、5月~10月の期間であれば観光ボランティアガイド会の会員が10時~15時に常駐しており、説明などをしてくれる。その時期にあわせて訪れると地獄谷をより楽しむことができるだろう。
【住所】北海道登別市登別温泉町無番地
【交通】JR:室蘭本線登別駅から道南バス登別行きで15分、終点下車徒歩約10分
【駐車場】地獄谷駐車場(有料)
【料金】無料
【投稿日】2013年05月20日(月)【投稿者】たびらい編集部