見た目はすごいが、身は甘くてエビよりもあっさりした味のしゃこ

しゃこは日本全土に生息するが、小樽産は大きくてコクがあるのが特徴でお土産用に人気が高い。旬の季節はメスが春で、オスが秋。エビよりもあっさりとした味にプリプリの食感が楽しめる。
数多く市場があるが中でもおすすめは、観光客の増加に伴い平成11年(1999)に完成した新南樽市場。広い駐車場が完備され、厳鮮直価の食材が並ぶ店内。過度な接客がなく、魅力的な商品を見ながらぶらぶら歩くだけでも楽しめる。しゃこの試食もあり、一山1000円で販売されるなどお買い得品が多い。
しゃこは死ぬと殻の下で酵素が分泌され、自らの身を溶かしてしまうので、新鮮なうちにゆでて調理することが大事である。ただし、生きている間に調理する時は、暴れてトゲが刺さることもあるので注意が必要だ。小樽ではしゃこ祭も開催されるほど、しゃこの知名度は高い。さまざまな屋台が並び、茹でしゃこや焼きしゃこ、しゃこ浜鍋実演販売の他、ホタテやアワビなどの小樽産海産物が堪能でき、迫力のある太鼓やお楽しみ抽選会も実施された。