国内での食用たまねぎ発祥の地は北海道札幌市

北海道のたまねぎ生産量は、全国の5割強を占め、北見地域は全道の半分以上を占めている。北見地方は日照時間が長く、寒暖差が激しいため栽培に適した気候なのだ。北海道で最も栽培面積が多い品種は、北もみじ2000。日本で栽培されるほとんどは黄たまねぎだが、白たまねぎやレッドオニオン、ペコロスなどもある。
北海道では春に種をまいて8月~10月に収穫するが、道外では秋にまいて初夏に収穫する。北海道産のたまねぎが店頭に並ぶのは秋、本州産は春となっている。産地が違うと、味にも違いがあり、北海道産は辛くて固いのが特徴。この辛み成分は加熱により飛ぶので、糖分が残り甘みを感じる。サラダにむいている品種、加熱にむいている品種などあるので品種によって調理方法を変え、おいしいたまねぎを味わおう。