極早生品種のサラ玉は、出荷期間が短く貴重なたまねぎ

主に北見市端野町で生産されているサラ玉は、道が認証する北海道安心ラベル「YES!clean」マークのたまねぎだ。農薬や化学肥料の使用量を必要最小限にとどめる技術を導入した「北のクリーン農産物表示制度」基準に適合した安心安全な農産物だけがこのラベルをつけられる。通常のたまねぎよりも柔らかく傷つきやすいので、機械での収穫ができず1個ずつ手作業によって収穫される。手間のかかる作業で、端野町以外ではほとんど生産されていない品種だ。
食べ方は、名前がサラ玉というだけあって、薄くスライスして生のサラダにするのがおすすめ。軽く熱を通すと甘みが増すので、輪切りにしてバーベキューなどもいいだろう。皮をむき、両端の硬いところを切り、4等分や6等分など食べやすい大きさに切れ目を入れ、お好みでバターやチーズ、マヨネーズをのせてラップをふんわりかけて電子レンジで温めると、丸ごと1個食べることもできる。
極早生品種は、ハウス内で1月下旬に種をまき、収穫が始まるのは7月中旬。7月下旬に道内各地の店頭に並ぶ。きたみらい農業協同組合からネットで取り寄せすることもできるが、取扱は8月中旬頃までの期間限定だ。