1. 北海道の小麦

北海道の小麦

【投稿日】2013年08月05日(月)| 北海道発

北海道の豊かで広大な大地が育む、安心安全な中力粉・薄力粉系小麦と強力粉系小麦

小麦

小麦の一大生産地、北海道。全国の生産量の6割を占めている。秋に種子をまいて、翌年の夏に収穫する「秋まき小麦」と、春に種子をまいて、同じ年の夏に収穫する「春まき小麦」があり、それぞれの特徴を生かして麺やパンなどに利用されている。現在、北海道で生産される小麦の多くは中力粉・薄力粉系の小麦で、秋まき小麦の「ホクシン」や「きたほなみ」が主流。これらの小麦で作られた麺はモチモチしていておいしいと評価が高い。

昔は強力粉系の小麦のほとんどを輸入に頼っていた。しかし、国内の強力粉を求める声に答え北海道で「はるゆたか」が開発された。国産の小麦としては初めてパンにできるほどタンパクの多い小麦。特徴としてはパンにするとしっとり感・モチモチ感があり、焼いたときの香りが良く、麺にしてもモチモチとした食感が魅力だ。しかし、収穫期の天候不順の影響を受けやすい上、病気にも弱く一時は消滅しそうになったが、関係者の努力により冬まきすることによって生産が安定した。

現在はこの「はるゆたか」に加え、はるゆたかの血統を受け継いだ春まき小麦の「春よ恋」、春よ恋の後継品種として注目されている「はるきらり」、秋まき小麦「きたのかおり」などが生産されている。

【投稿日】2013年08月05日(月)【投稿者】たびらい編集部

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