小豆/音更町
【投稿日】2013年07月08日(月)| 北海道発
菓子職人にも賞賛されている音更町の「小豆」

音更(おとふけ)町の十勝平野は地質もよく農産物の育成に適しており、道内でも屈指の穀倉地帯だ。小麦・ビート・馬鈴薯・豆類・てん菜などの主要作物と酪農・畜産も盛んで、日本の食料供給基地として重要な役割を果たしている。中でも、「小豆」の生産が日本一で、作付面積1645ヘクタール、生産量3500トンを誇り「小豆王国」と呼ばれるほどだ。
十勝の土地に合うよう品種改良を重ねてきた「エリモ小豆」が基幹品種。風雪が厳しく、太平洋に面する北海道の形を大きく表徴する自然地形「襟裳岬」にかけて名づけられた。その名の由来のとおり寒さに強くて品質がよく、姿の良い小豆として、道内や本州で高い評価を得ている。磨くと「赤いダイヤ」に変身する小豆は、高級和菓子にも用いられ、音更産の小豆からできた餡やお菓子は評判が良い。品質の良さは日本全国に広がり、色艶・餡の粘り・餡の風味が良いことから菓子職人にも賞賛されている。
「道の駅おとふけ」では音更特産の小豆・黒豆・きな粉をトッピングした人気のソフトクリームが販売。10月に開催される地産地消の推進や匠の技のPR、伝統芸能や文化活動などの紹介を行なうイベント「みのり~むフェスタおとふけ」に訪れて、お菓子造りには欠かすことのできない存在だ。
【住所】北海道河東郡音更町
【交通】鉄道:札幌駅から特急スーパーとかち・おおぞらで帯広駅まで約2時間40分
車:札幌中心部から約2時間30分(道東自動車道 音更帯広IC利用)
【投稿日】2013年07月08日(月)【投稿者】たびらい編集部