ガタタン(含多湯)/芦別市
【投稿日】2013年07月03日(水)| 北海道発
多くの炭鉱夫に親しまれ、今もなお進化し続ける「ガタタン」

かつて炭鉱の町として栄え活気づき発展していた芦別市には、多くの炭鉱夫に親しまれた「ガタタン(含多湯)」という郷土料理がある。戦後、芦別に移住した引揚者である中華料理店の店主によって創作されたとされ、ヘルシーかつ栄養満点であり芦別の人々に愛され続けている。現在では観光振興の一環として産業化が志向。テレビや雑誌、新聞などで紹介されて広く知られるようになり、芦別市発祥のB級グルメとして全国に名を馳せている。
特徴は、トロリとした10種類以上の具が入った鶏がらのスープに、白菜や人参などの野菜、フキや筍などの山菜、えびやイカなどの魚介、そして小麦粉の団子を入れ、片栗粉でとろみをつけた塩味のスープである。スープとして飲むほか、ラーメンにかけたり、ご飯やチャーハンにかけて味わうことが多い。うす味でいろいろな料理にアレンジできるため、ガタタンドリアやリゾット・コロッケなど、多彩なアレンジメニューも登場している。
芦別には10件以上のガタタンを提供しているお店があり、「ガタタンマップ」が作られている。それぞれのお店が具の種類やスープに工夫を凝らした個性あふれるガタタンを味わい、食べ比べをして楽しむことができる。
【住所】北海道芦別市
【交通】JR:札幌駅から特急スーパーカムイで滝川駅まで→根室本線普通列車で芦別駅まで約1時間30分
車:札幌中心部から約1時間40分(道央自動車道 滝川IC利用)
【投稿日】2013年07月03日(水)【投稿者】たびらい編集部