行列が出来る帯広名物「帯広豚丼」。当然駅弁も豚丼に決定!
【投稿日】2013年06月27日(木)| 北海道発
豚丼の街帯広では、駅弁も豚丼がイチオシ!

帯広名物の定番である帯広豚丼は今から80年ほど前に鰻丼をヒントに造られた。炭火で香ばしく焼いたロース肉を甘辛のタレで味付けしたものが多く、帯広駅の駅弁でも販売されている。駅構内で購入出来る駅弁、豚八の「豚丼」795円~もこのタイプ。「ぶた八の炭焼あったか豚どん」1200円は加熱式容器を使用。7分ほどで温まり、出来たての味が楽しめる。
また帯広駅直結の商業施設、エスタ帯広西館にある「豚丼のぶたはげ」で、出来立ての豚丼を駅弁代わりにテイクアウトして電車に乗り込む観光客も多い。箸で切れるほど柔らかくコクのある豚肉と60年以上続く秘伝のタレ、専門店ならではの味が楽しめてこちらもおすすめだ。
市内のあちこちの飲食店で豚丼が販売され豚肉の消費量が多い帯広には、質の良い豚肉が集まる。香川県のうどんに使われる小麦が特別であるのと同じように、帯広の豚丼はまず肉質が違うのだ。筆者は20代前半の頃、豚丼を食べるために帯広の有名店で3時間並んだ経験がある。行列の長さを見た感覚では3時間もかかるとは思いもよらず並んだのが運のつき、最後はほとほと疲れ果てようやく席に着いたは良いが、注文から料理が運ばれてくるまでがまた長く、食べ始めるまできっちり3時間半かかった。あまりに腹ペコでお腹と背中がくっつきそうになりながら食べた豚丼は、良質な豚肉の脂の旨味と炭火焼きならではの香ばしさ、特製の甘辛ダレがたまらない、五臓六腑にしみわたる美味しさだった。
だからもしも電車の旅で、帯広に滞在せずとも通過することがあれば、やっぱり豚丼が食べたいと思う。駅構内を出る機会がなければ「ぶた八の炭焼あったか豚どん」を買うし、少し時間に余裕があるなら「ぶたはげ」まで足を延ばして出来立てをテイクアウトする。電車に乗って食べる豚丼は旅行気分も盛り上がり、店で食べるのとはまた違った味がするだろう。
【市町村名】北海道帯広市 地図
【交通】札幌から根室本線帯広行き「特急スーパーとかち」又は釧路行き「スーパーおおぞら」乗車
所要時間 約2時間25分(平成25年9月現在)
■豚八
【住所】北海道帯広市西2条南12-4 JR帯広駅構内 地図
【駐車場】周辺にあり(最初の30分無料・以降有料)
【料金】豚丼795円~/ぶた八の炭焼あったか豚どん1200円
■豚丼のぶたはげ
【住所】北海道帯広市西三条南12 エスタ帯広 西館 地図
【駐車場】周辺にあり(最初の30分無料・以降有料)
【料金】豚丼920円~
【投稿日】2013年06月27日(木)【投稿者】たびらい編集部