ヘラガニ
【投稿日】2013年06月14日(金)| 北海道発
値段以上の価値があるマイナーなカニ

北海道民ですらあまり知らないマイナーなカニが「ヘラガニ」だ。札幌などには流通しない「地元の酒の肴」となっている。正式名称は「ヒラツメガニ」と言い、甲羅に現われる「H」文字が特徴。後ろ足の一部がへらのような形をしているワタリガニの一種だ。
このカニは非常に安く、手のひらサイズだが一匹 100~200円程度。理由を聞いてみると漁師の人にとっては邪魔者なのだ。ヘラカニは殻が柔らかく身が細いので、パキパキと足をもいで、そのまましゃぶり付く食べ方。少し水っぽいが、小さな身にも関わらずカニの旨味は十分に感じられる。カニミソは毛ガニよりほろ苦いが、甘みもある。他のワタリガニのようにトマトソースパスタやみそ汁、鍋にしても出汁の風味も楽しめる。
地元ではこのくん製も売られており、土産品として密かに人気がある。道内では日本海側の地域で流通しているので、積丹や余市に行った時におすすめだ。
【住所】北海道積丹郡積丹町 地図
【交通】車:札幌中心部から約1時間40分(札樽自動車道 小樽IC利用)
【住所】北海道余市郡余市町 地図
【交通】JR:札幌駅から快速エアポートで小樽駅へ→函館本線で余市駅まで約1時間
車:札幌中心部から約1時間10分(札樽自動車道 小樽IC利用)
【投稿日】2013年06月14日(金)【投稿者】たびらい編集部