オコタンペ湖|札幌中心部からわずか1時間でアクセスできる、都市近隣の秘湖
【投稿日】2017年07月04日(火)| 北海道発

オコタンペ湖は、ヒメマス料理、秋の紅葉の名所、また氷濤まつりでも有名な千歳市・支笏湖の北西約3キロほどのところにある、周囲4キロの小さな堰き止め湖。足寄町(あしょろ)の「オンネトー」、上士幌町(かみしほろ)の東雲湖(しののめこ)と並んで「北海道三大秘湖」と呼ばれます。
その理由は、アクセスと色合いにあり。オコタンペ湖は、支笏洞爺国立公園の特別保護地区に設定されており、実際に立ち入ることはできません。しかし、時間や角度によって、変化して見えるグリーン・ブルーの遠景自体は観覧でき、札幌周遊ドライブを楽しむファンの間で密かに人気を博してきました。
このオコタンペ湖を見るには、展望台を利用します。道道78号線(道道支笏湖線)に展望台があり、秘湖ながら「見るのは簡単」と言われていましたが、平成26年(2014)9月に発生した集中豪雨により、国道453号線~道道78号線の一部区間が通行止めに。オコタンペ湖は約3年間にわたって見られない時期が続きましたが、同時に復旧工事も進められてきました。
通行止めは平成29年(2017)5月に終了し、現在、その青さをひと目見ようと観光客が訪れています。
平成26年(2014)に発生した集中豪雨は支笏湖周縁に大きな被害をもたらしました。現在も、支笏湖南西にある「苔の洞門」(こけのどうもん)、また「美笛の滝」(びふえのたき)は土砂等の影響により、立ち入ることはできません。しかし、オコタンペ湖展望台の復旧はうれしいニュース。再び、支笏湖の自然観光スポットが復旧していくことを祈ります。
オコタンペ湖は、札幌市街地からクルマで約1時間でアクセス可能な“都市型”の秘湖。ぜひ、支笏湖観光とセットでお楽しみください。
【投稿日】2017年07月04日(火)【投稿者】たびらい編集部