洞爺湖から名前をもらったじゃがいも「とうや」

平成20年(2008)にサミットが開催された洞爺湖。その土地と同じ名前を持つじゃがいもが「とうや」だ。主な生産地として目指していたのが道南で、それにちなんで北海道の南西部にある洞爺湖から名前をもらった。見た目は男爵いもなどと同じような丸っこい形をしているが、男爵いもよりも芽のくぼみは浅くつるんとしている。肉の部分は黄色く粘りがあり、舌触りはなめらかだ。
最近人気の「栗じゃが」などと呼ばれる甘みの強いスイーツ系じゃがいもとは違って、甘みは少ないが加工しやすいという長所があるので、業務用などに使われることも多い。やや粘質系の傾向が強いので蒸し料理にすると水っぽくなってしまうが、煮物やサラダなどに適している。