「花電車」煌びやかな電飾市電が街を走る!8月のまつり期間のみの限定車両
【投稿日】2023年08月03日(木)| 北海道発

花電車とは造花や電飾を施した路面電車のことで、函館では毎年8月第1週に行われる「函館港まつり」の際に、この花電車が街を巡ります。

港まつりのみに運行する函館市電の花電車は、1両ごとにデザインが異なるのが特徴。
夜でも目立つようにビビットなカラーに仕上げられた車体には電飾も多数施されています。スピーカーからは「いか踊り」や「函館音頭」といった函館ご当地の楽しい曲が流れ、まつり気分満載です。
港まつりは元々、函館大火で亡くなった人々の霊を慰めるためにスタート。昭和11年(1936)から登場した花電車も舟形をしており、霊を慰める意味を持っています。昭和47年(1972)には車体側面や窓、屋根が取り払われ、運転席が良く見えるようになりました。普段はなかなか見られない運転席の姿に、子どもも興味津々です。

東京や長崎、熊本など数少ない場所でしか走らない花電車。北海道で見られるのは函館だけです。8月のまつり時期には、ぜひ函館の街路に注目を。
【投稿日】2023年08月03日(木)【投稿者】たびらい編集部