市民創作「函館野外劇」|国内最大規模の函館の歴史を劇にしたイベント
【投稿日】2021年07月02日(金)| 北海道発
華やかなレーザー照明と音楽、芝居のすばらしい演出が見られる ※2021年の公演は時間を昼の明るい時間帯に変更して開催

毎年7月と8月に国内最大規模の 函館の歴史を劇にしたイベント。縄文の時代から開港を経て、変化する函館の様子を約75分間の歴史劇として表現するものです。(※2021年は約60分間に短縮)
このイベントは、フランスの野外劇を参考にして、1988年から地域の町おこしのために始まりました。特別史跡「五稜郭 跡」に野外劇特設会場を設置し開かれるこの野外劇は、文化庁発行のユニークベニューハンドブックの巻頭に掲載されるなど注目度の高いイベントとなっています。市民ボランティアが出演・演出・衣装すべてを手がけ、これほどまでの野外劇を続けてきたのは驚きです。
始まりは、縄文人の登場。そこからコロポックル(妖精)たちによるオープニング、アイヌの踊り、高田屋嘉兵衛の活躍、ペリーの黒船来航、五稜郭築造、土方歳三たちのサムライ、高田屋嘉兵衛の活躍、箱館戦争などの様々な函館の歴史が繰り広げられます。レーザー照明がステージを華やかに演出し、音楽で雰囲気を盛り上げ、迫力ある芝居で歴史が表現されます。
一般の人がエキストラとして、当日の飛び入り参加ができるという驚きの企画もあります。野外劇の最後には、ペンライトを振りながら、客席と野外劇スタッフ全員で、テーマ曲である「星のまちHakodate」を歌います。ただし、野外なので、膝掛けや虫よけスプレーなどを持参するのがおすすめです。
■市民創作「函館野外劇」
【開催日程】例年7月初旬から8月中旬
2021年開催日:7月11日(日)・18日(日)・25日(日)、8月1日(日)・8日(日)・15日(日)
【公演時間】15時~16時
【会場】北海道函館市五稜郭町44 函館特別史跡五稜郭跡 一の橋広場
【交通アクセス】市電:「五稜郭公園前」電停下車 徒歩15分
【料金】2021年は無料公演
【駐車場】なし(付近に有料駐車場あり)
【問い合わせ(TEL)】0138-56-8601/NPO法人 市民創作「函館野外劇」の会
【公式サイト】http://www.yagaigeki.com/ /
【投稿日】2021年07月02日(金)【投稿者】たびらい編集部