静かな湖面と色づいた木々が神秘的な道立自然公園朱鞠内

幌加内町にある日本最大人造湖、それが道立自然公園朱鞠内にある朱鞠内湖だ。湖岸線はリアス式海岸にも似た複雑な地形をしている。湖には大小13の小島が浮かび人工湖とは思えない風景が広がる。そして朱鞠内湖は幻の魚「イトウ」も潜む湖でもある。
朱鞠内道立自然公園は昭和49年(1974)に道立自然公園に指定。一帯の原生林は自然保護上の厳しい規制を受け、今もなお自然の原型をとどめている。紅葉は例年9月中旬と、早い時期から始まる。色づいたシラカバ、ナナカマドが彩る風景が湖面に浮かび上がる。青い空と色づいた木々、朱鞠内湖の静かな湖面に映し出される紅葉は神秘的だ。紅葉はキャンプサイト内の散策路、湖畔を1周できる道路や観光船からも楽しむことができる。
公園内にあるキャンプ場にはたくさんの人が訪れる。キャンプ場は第1~3までサイトが分かれており、林間や芝生など好きな場所を自分で選んでテントを張ることができる。エリア内にはコインシャワー、ランドリーの設備も揃い、暖房完備のログキャビンまで備わっている。キャンプをしながら紅葉を楽しむというのも良いだろう。