1. 虎杖浜(こじょうはま)|白老町で新鮮タラコ探しの旅

虎杖浜(こじょうはま)|白老町で新鮮タラコ探しの旅

【投稿日】2017年08月24日(木)| 北海道発

▲全国水産加工たべもの展で水産庁長官賞を受賞した、名店「たらこ家 虎杖浜」の「多良の子 極漬(きわめつけ)」。虎杖浜の前浜で獲れたスケソウダラの「完全純白卵」を使ったぷりっぷりの食感をもつ逸品です。

「虎杖浜(こじょうはま)」は北海道南西部、白老町(しらおい)の集落。太平洋に面する海岸付近にあり、一帯に虎杖 (イタドリ) が生えていたことが地名の由来です。肉牛飼育、漁業が主産業で、スケトウダラ、サケなどの水揚げがあります。

虎杖浜と聞いて、北海道民がまず頭に浮かべるのはタラコ。北海道産のタラコは、しっとり、さらさら。外国産のものと比べて小粒だが、その分、味が染みこみやすくタラコ自体の身の締まりもギュッとしているのが特徴です。

虎杖浜たらこ2
▲虎杖浜では“タラコグルメ”も楽しめます。「たらこ家 虎杖浜」では、丼やスパゲッティの特選たらこの提供があるので、ぜひ味わってみたいですね。

白老町の虎杖浜は、完熟で非常に状態の良いタラコがとれる地域として有名で、沢山の海産物直売所があります。タラコはもちろん、毛ガニ、イカ、数の子など北海道の海鮮で溢れています。また、ニジマス料理店で鱒をいただくのも、ここでの楽しみのひとつです。

虎杖浜に足を運びたい理由のもうひとつが温泉。

虎杖浜ふる川2
虎杖浜ふるかわ3

▲虎杖浜温泉のひとつ「心のリゾート海の別邸 ふる川」の温泉。太平洋に面した露天風呂は開放感満点。

竹浦、虎杖浜を中心に開発された「虎杖浜温泉」の泉質は食塩泉、泉40~56℃で豊富な湯量を誇っています。虎杖浜地区は白老町の市街地から西に約10キロメートルほど登別市寄りにあり、室蘭本線と国道36号線が併走する横軸の沿線に、温泉施設が点在。

虎杖浜いずみ2

▲虎杖浜のホテル「いずみ」の露天風呂からも海を眺望可能。このホテルは530円というリーズナブルな価格で日帰り入浴も楽しめます。

虎杖浜温泉は、上士幌町の「ぬかびら温泉郷」と弟子屈町(てしかが)の「摩周川湯温泉」に続いて「源泉かけ流し宣言」をし、良質な温泉の提供などを表明しています。

宿泊施設も充実しており、空間ごと楽しめるホテルから、気軽に日帰り入浴できる施設まで、選択肢が多いのがうれしい。「源泉かけ流し宣言」により、食と癒しの両面で満たされることが浸透し、地元で親しまれる温泉から観光客も訪れる温泉と変化しているのです。

■虎杖浜(こじょうはま)
【交通】JR苫小牧駅から列車で約40分

【投稿日】2017年08月24日(木)【投稿者】たびらい編集部

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