北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
更新:2023年12月25日
日本最北の不凍湖・支笏湖。神秘の水をたたえる湖の湖水を吹きつけて凍らせた氷濤オブジェが感動の世界へいざなうイベント「千歳・支笏湖氷濤まつり」は、例年1月下旬~2月中旬にかけて開催されます。“寒さ”が特別な体験に変わるのは、厳寒の北国ならでは!※本記事は2019年開催時の写真を使用しております。開催年によりコンセプトやオブジェが異なりますので、同じ写真などは撮ることができません。詳細は公式ホームページをご確認ください。
[たびらいセレクション]
支笏湖は千歳市にあるカルデラ湖で、約3万2千年前の火山活動によってできました。その規模は周囲約42km、面積約78km2、最大深度は360mを超え、日本で2番目の深さがある湖です。冬には「氷濤まつり」が開催されるほど冷え込みが厳しい地域ですが、その寒さの中でも湖水は凍らず、日本最北の不凍湖としても知られています。 また、支笏湖は「支笏洞爺国立公園」にあり、国内有数の透明度を誇る湖です。自然に囲まれ、淡水魚のチップ(アメマス)などが出てくるアイヌ神話の舞台にもなっている神秘的な湖は、支笏三山の恵庭岳(えにわだけ)・風不死岳(ふっぷしだけ)・樽前山(たるまえざん)などに囲まれ、支笏湖周辺の景観をより風光明媚なものにしています。 春・夏・秋には、ドライブや野鳥の森・湖畔園地の散策、水中観光船や高速艇、ペダルボートなど、支笏湖を含む周辺の自然景観をいろいろな方法で楽めます。 一方、冬には湖の波しぶきがすぐに凍る珍しい現象「しぶき氷」が知られています。 四季を通して豊かで神秘的な自然を感じられるのが支笏湖とその周辺エリアです。 支笏湖と支笏湖周辺の自然をよく知るには、支笏湖畔にある「支笏湖ビジターセンター」がおすすめです。支笏湖周辺の自然や動植物の画像やパネル、模型展示などで、より詳しく支笏湖エリアを知ることができます。
「支笏湖温泉」は、支笏洞爺国立公園内にある登別温泉・洞爺湖温泉・支笏湖温泉のひとつで、新千歳空港から車で約30分、札幌から約1時間10分の日帰り入浴でも人気の温泉です。支笏湖温泉には、支笏湖東側の湖畔に支笏湖温泉、北西の湖畔に丸駒温泉があります。 泉質は、支笏湖温泉が「ナトリウム―炭酸水素塩泉・塩化物」、丸駒温泉が「ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉」。とろりとした支笏湖温泉の効能はさまざまあり、肌がしっとりする美肌の湯ともいわれています。 支笏湖温泉には5軒の温泉宿、丸駒温泉には1軒の温泉宿があり、宿泊はもちろん、ランチ付き、休憩用客室付きなどの日帰り入浴プランがある宿も多く、札幌からも手軽なドライブ&温泉地として訪れる人が多く人気です。また、支笏湖温泉には遊覧船の発着場所や飲食店、みやげ物店、アウトドアアクティビティ拠点などが集まり、支笏湖商店街があります。 一方、丸駒温泉は支笏湖畔で最も古い歴史を持つ1925年の開湯。足元から湯が沸く天然露天風呂があり、昔から温泉好きや周囲の山に訪れる登山客、観光客など多くの人が訪れる秘湯として知られています。 美しくも寒さが厳しい「千歳・支笏湖氷濤まつり」で氷のオブジェを見たあとにゆっくりと温泉につかれば、北海道の冬の楽しさを心底、実感できます。
千歳・支笏湖氷濤まつり 【開催期間】2024年1月27日(土)~ 2月25日(日) 【住所】北海道千歳市支笏湖温泉 【入場料】高校生以上500円(中学生以下無料) 【問い合わせ(TEL)】0123-23-8288/支笏湖まつり実行委員会 【公式サイト】https://hyoutou-special.asia/
車(レンタカー)で
【札幌市街から】 国道453号線を経由し、約50キロ、約1時間15分 【新千歳空港から】 国道36号線、道道16号線(支笏湖通)を経由し、約30キロ、約40分
バスで
新千歳空港から「千歳空港・支笏湖線」(中央バス)を利用し、支笏湖畔ターミナルまで約50分。
入場料金はかかりますか?
高校生以上500円の入場料金が必要です。