北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
更新:2021年10月30日
札幌・西区にある白い恋人パークは、人気の北海道銘菓「白い恋人」のテーマパーク。製造工場の見学や、作って、味わって体験できる施設の楽しみ方を紹介します。※新型コロナウィルス感染症対策についてはこちらをご確認ください。
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ISHIYAの「白い恋人」は、国内はもちろん海外からの観光客にも人気が高い、北海道土産の定番中の定番。おいしさはもちろん、雪の結晶をモチーフにした北海道らしいパッケージデザインも評判で、発売の1976年以降、ロングセラーを続けています。 この銘菓の名を冠した「白い恋人パーク」は、さまざまなアプローチでお菓子のおいしさと魅力を体感できる、夢いっぱいのテーマパーク。広いパーク内には美しいガーデンや工場見学ができる施設など多彩な施設が揃い、世代を問わず楽しめるスポットです。 札幌中心部からはやや離れているものの、最寄りの宮の沢駅は、札幌市営地下鉄・東西線の大通駅から乗り換えなしでアクセス可能。また、札幌と小樽を結ぶルートのほぼ中間にあるので、レンタカーでも立ち寄りやすいですよ。 レンガ造りの建物「チュダーハウス」が目を引く「白い恋人パーク」は、2019年7月に大きくリニューアル。製造ラインがさらに見やすくなった「チョコトピアファクトリー」では「白い恋人」に加え、バウムクーヘンの製造ラインも見学可能に。以前より大きくなった窓や広い通路からは、工場がよく見えます。「プレミアムファクトリーコース」で工場見学とともに体験できる「チョコトピアハウス」もリニューアルした施設のひとつです。中世イギリスの建築様式を取り入れたメルヘンチックな「チュダーハウス」と、夏にはバラが咲き乱れる「中庭」。さらに道路を挟んだ向かいには、札幌をホームグラウンドとするプロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」専用のサッカー練習場があり、そのスケールに驚くはずです。 「白い恋人パーク」には、無料と有料のエリアがありますが、そのどちらにも趣向を凝らした施設が揃っています。
この施設の一番の楽しみといえば、白い恋人の工場見学とチョコトピアハウスをガイド付きで巡る「プレミアムファクトリーコース」(有料/予約不要)。 コース前半は、リニューアルで新設した「チョコトピアハウス」で、チョコレートの秘密を探る旅に出かけます。チョコレートにまつわる歴史やトリビアを知るガイドツアーで、幻想的なプロジェクションマッピングや18世紀頃まで使われていたマイセンのチョコレートカップの展示などを楽しめます。 後半は「チョコトピアファクトリー」見学。大きな窓から「白い恋人」とバウムクーヘンの製造ラインを見学できます。また、チョコレート工場のジオラマがあり、「白いこびと」が「白い恋人」を作る様子を再現しています。 時間が許せば試したい「スイーツワークショップ・ドリームキッチン」でのお菓子作り体験もおすすめ。チョコレートペンで「ハート形の白い恋人」に絵を描くコースや、北海道型のクッキーにメッセージやイラストを描くコースなど、どれも自分オリジナルのお菓子を作れますよ。 そして体験やアトラクションをひと通り経験したあとは、オリジナルスイーツを味わえるカフェ「チョコレートラウンジ・オックスフード」でのカフェタイムがおすすめ。見学だけなら所要時間は30~40分ですが、ぜひお菓子作りやオリジナルスイーツも体験してみましょう。 「白い恋人パーク」は多彩な楽しみ方ができる施設なので、体験を約1時間、スイーツ休憩や買い物に1時間30分ほどの時間を見ておくとよいでしょう。見学時間と合わせて半日は過ごすことができ、札幌でのファミリー旅行の際、雨や雪に降られてしまった時の行き先としてもおすすめです。
上のコーナーで紹介した以外にも、「白い恋人パーク」にはさまざまなオリジナルメニューや土産用スイーツが用意されています。 せっかく足を運んだなら、その場の限定メニューを味わいたいですよね。館内には、カフェ「チョコレートラウンジ・オックスフォード」(有料エリア。期間限定で無料エリアの場合有り)のほか、気軽に利用できるスイーツスポットが数カ所あり、白い恋人パーク限定のオリジナルメニューを提供しています。 「チュダーハウス」2階、無料エリアの「カフェ・バトラーズワーフ」では、「骨付きフライドチキン」や「ピザ」などワンハンドで楽しめる軽食のほか、「白い恋人ソフトクリーム」はレギュラーサイズとジャンボサイズ、「白い恋人チョコレートドリンクフロート」などが楽しめます。また「チョコトピアハウス」地下の「レストラン・あんとるぽー」では本格派のカレーを味わうことができます。 また、特別なお土産なら、「白い恋人オリジナル缶」というアイテムも。これは、スタッフがその場で撮影した家族や友人との写真、またはスマートフォンに入っている写真を「白い恋人」の缶にプリントするというもの。背景を選ぶこともでき、世界でたったひとつのお土産です。一番人気の36枚入は3358円(税込)。受け取りまでに約30分ほどかかるので、白い恋人パークに着いたらまず最初にチュダーハウス1階「ショップ・ピカデリー」奥の「フォトショップ・メメント」で申し込み、完成までの間にパークを見て回ると効率よく楽しめます(オリジナル缶の受け付けは10時~17時、L.O16時、商品引渡しは閉店時刻まで)。
「あまり時間はないけど立ち寄りたい」「工場見学はしたことがあるので、ほかの楽しみ方を知りたい」という人には、無料で満喫する方法をアドバイス! 定番の過ごし方は、夏なら中庭でソフトクリームを食べながらのひと休み。英国の伝統的サンクンガーデンの「ローズガーデン」には、6月中旬から10月末まで約200株のバラなどの花々が次々に咲き誇ります。また、季節を問わず、毎正時にからくり人形の動物たちがパレードを繰り広げる「からくり時計塔」が目を楽しませてくれます。 中でも目を引くのは、からくり時計塔を背景に季節の花に囲まれて記念撮影ができる大きな花壇。冬には雪だるまのイルミネーションが現れます。入れ替わり立ち替わり、何人もの人が花の中から笑顔で「ハイ、チーズ」の声を響かせています。札幌からくり時計塔が動き出す毎正時のパレードの始めと終わりには、無数のシャボン玉が吹き出し、子どもは歓声を上げながら追いかけ、大人はおとぎ話のような光景を写真に撮る様子が印象的です。中庭の至る所に遊び心満載の仕掛けが施され、訪れた人を楽しませています。 また、チュダーハウス2階の「ISHIYAミュージアム」も入場無料。白い恋人パークのジオラマやISHIYAの歴史、理想の夢を展示していますよ。 軽食を食べるなら、チュダーハウス2階の「カフェ・バトラーズワーフ」とチョコトピアハウス地下の「レストラン・あんとるぽー」へ。「カフェ・バトラーズワーフ」は店内ディスプレイも必見です。ブリキなどの明治、大正、昭和のおもちゃコレクションが展示され、中にはお宝レベルの貴重なものも。思わず時間を忘れて見入ってしまいます。
【住所】北海道札幌市西区宮の沢2条2丁目11-36 【開館時間】10時~17時(見学コース受付は15時50分まで) 【問い合わせ(電話番号)】011-666-1481 【公式サイト】https://www.shiroikoibitopark.jp/
車で(レンタカーで)
新千歳空港から道央自動車道で約60分(札幌ジャンクションから札樽道に入り、新川IC出口から約10分)、JR札幌駅から約25分、JR小樽駅から札樽自動車道で約30分(札幌西IC出口から約1分)
地下鉄で
地下鉄東西線「宮の沢」駅下車(大通駅から約20分)、徒歩約7分
バスで
JR札幌駅前バスターミナルから中央バスまたはジェイ・アール北海道バスの小樽方面行きに乗車、「西町北20丁目」下車 徒歩約5分
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