
平成29年(2017)、2月末まで運行予定だった「SL冬の湿原号」が、今年の牽引車両を変更することとなった。
この列車は、JR釧路駅~標茶(しべちゃ)駅間を結ぶ観光列車。 車内では地元ネイチャーガイドが釧路湿原の自然環境について無料で案内を行い、運が良ければ車窓からエゾシカやタンチョウといった野生生物を見られる可能性もある。レトロな制服を着た車掌さんとの記念撮影、上り・下りで図柄の異なる乗車証明書をもらえるなど、冬の道東の風物詩として人気だ。
「SL冬の湿原号」をけん引するSL車両は、2月9日(木)に行われた検査により、車輪に異常が見られた。通常の車両の車輪の場合、札幌や函館の車両基地での修繕が可能だが、SL車両の車輪は特殊であるため、本州での修繕が必要になる。
そこで、残念ながら2月11日(土)以降、冬の湿原号はディーゼル車に置き換えて運行することになった。運転日・運転時刻・車両編成に変更はない。来年度の復活を心待ちにしたいところだ。
乗車料金は釧路駅―標茶駅間で片道大人1890円(乗車券1070円+指定席券820円)。子どもは半額となる。全車指定席となっているので、乗車前に予約して出かけよう。
■冬の湿原号
【運行区間】釧路駅~標茶駅
【運行期間】平成29年(2017)2月11日(土)~2月26日(日)
【運行日・詳細】
2月11日(土)、12日(日)、16日(木)~19日(日)
2月23日(木)~26日(日)
【運転時刻概略】
上り(釧路発)11時6分~
下り(標茶発)13時59分~
【乗車料金】
片道乗車券1070円、指定席券820円(子ども半額)
【公式サイト】
http://www.jrhokkaido.co.jp/