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待望の復活!函館の公衆浴場「田家の湯」がオープン
【投稿日】2015年10月28日(水)| 北海道発

国の特別史跡に指定されている五稜郭公園がある五稜郭町の隣町・函館市田家町に、10月21日(水)、「田家の湯」がオープンした。
「田家の湯」はもともと有限会社・木村商事(同町)が、昭和31年(1956)から同じ場所で「田家湯」として経営していた公衆浴場。しかし、平成19年(2007)の火事により、閉店を余儀なくされた。だが、その後、地元住民からの再開を望む声が相次いだこと、また施設の老朽化や経営者の後継者難などで市内の浴場が減り、自宅に風呂のない人たちの「入浴難民」化などの問題を受け、同社の木村代表が再開を決めた。
オープンして1週間。木村代表はこう語る。
「思った以上に小・中・高校生の利用が多いことに驚いています。友だち同士で訪れ、体の洗いっこをしたり、湯船に浸かっておしゃべりをして楽しんでいる、この昔ながらの光景は大変喜ばしいもの。皆さんのふれあいの場になればと思っています。どなたでも大歓迎ですので、ぜひお越し下さい」
建物は鉄筋コンクリート造平屋建てで、総面積約300平方メートル。男女の湯にそれぞれ大小2つの浴槽と定員4人ほどのサウナを完備している。
「田家の湯」では週替わりで薬湯を用意する他、毎月26日の「風呂の日」にはイベントを実施する予定だ。