1. 日光みそのたまり漬・上澤梅太郎商店|一汁三菜を豊かなものにする味噌と漬物

日光みそのたまり漬・上澤梅太郎商店|一汁三菜を豊かなものにする味噌と漬物

【投稿日】2020年03月02日(月)| 栃木発

世界文化遺産の「日光東照宮」をはじめ、「中禅寺湖」や「華厳の滝」など、豊かな自然が広がる栃木・日光。
味噌やゆば、そばなど、風土に育まれた食も魅力の一つです。

上澤梅太郎商店 外観

日光市の今市(いまいち)にある「日光みそのたまり漬・上澤梅太郎商店(うわさわうめたろうしょうてん)」は、江戸時代初期の創業。
日本で最初にたまり漬を販売したお店です。

上澤梅太郎商店 14代目

13代目の父と共に、400年の歴史と味を守るのは、14代目・上澤佑基さん。
栃木では古くから、味噌を作る時にでる濃厚な上澄み(たまり)に、野菜を漬けて食べられたそう。

代々、味噌と醤油の醸造を営んでいた「上澤梅太郎商店」では、地域の名産をつくろうと、先々代の当主・梅太郎がたまり漬の商品化を考案したのだそう。

上澤梅太郎商店 らっきょう

一番人気は「らっきょう」(600円/税別)。
使用するらっきょうは信頼する農家から取り寄せる栃木県産。初夏の収穫と同時に丁寧に下ごしらえし、甘口のたまりで仕上げています。ご飯と合わせた時の相性を考え、やや濃いめなのが特徴です。

上澤梅太郎商店 内観

こだわりは、「非加熱」「毎朝蔵出し」。漬けものといえば、レトルトにパッケージして煮るところが多い中、「上澤梅太郎商店」では食感を保つため、その日に漬けたちょうどいい漬かり具合のたまり漬けを店頭に出します。
よく漬かったものでも3日以内と決めているそうです。

上澤梅太郎商店 らっきょう

店頭では、自慢の商品が試食できます。たまりで艶やかに染まったらっきょうは、鮮度抜群! ポリポリッと音まで美味しく頂けます。これこそ、漬かりすぎないから実現した食感なのです。

上澤梅太郎商店 外観

こんなキュートなイラストも発見。店に隣接する工房の外壁には、数メートル毎にらっきょうの絵が描かれています。一緒に撮れば、インスタ映えも♪

上澤梅太郎商店 朝ごはん

今回は、「らっきょうと白いごはんの相性の良さを確かめて」と、炊きたてのごはんとオリジナルの味噌を使った味噌汁を特別に用意して頂きました。上澤家の食卓は、“一汁三菜”が基本なのだそう。
お店のホームページでも美味しそうな朝食写真がアップされているので、チェックしてみてくださいね。

上澤梅太郎商店 ごはんと漬物

たまり漬は甘じょっぱさが後引き、いくらでもごはんを頂きたくなるほど。パリパリ、ポリポリと小気味いい音に、つい笑みがこぼれます。

店の近くには、酒造見学ができる「片山酒造」や「渡邊佐平商店」などもあります。あわせて巡れば、日光の食文化を体験するには絶好です。
お土産にもぴったりのたまり漬けを買いに、「上澤梅太郎商店」を訪れてみませんか?


■日光みそのたまり漬・上澤梅太郎商店
【料金】らっきょう150g(600円)、七種刻み合わせ(だんらん)120g(500円)、浅太郎150g(600円) ※全て税別
【住所】栃木県日光市今市487
【問い合わせ(TEL)】0288-21-0002
【交通アクセス】車:日光宇都宮道路今市ICより約3分
電車:東武日光線「下今市駅」より徒歩約10分、JR日光線「今市駅」より徒歩約10分
【営業時間】8時30分~17時30分
【定休日】不定休
【駐車場】店舗前に16台。店舗向かいに30台。(大型バス可)
【公式サイト】https://www.tamarizuke.co.jp/

【投稿日】2020年03月02日(月)【投稿者】たびらい編集部

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