1. 長沼町で発見。道内でも珍しいワイン醸造用ブドウを栽培する「マオイ自由の丘ワイナリー」

長沼町で発見。道内でも珍しいワイン醸造用ブドウを栽培する「マオイ自由の丘ワイナリー」

【投稿日】2018年08月24日(金)| 北海道発

マオイ自由の丘ワイナリー

北海道長沼町は札幌から車で約1時間、新千歳空港から約30分とアクセスに恵まれながらも野生動物や昆虫、野花、樹木があふれる大変豊かな自然環境を有しています。

そんな長沼町にある「マオイ自由の丘ワイナリー」(旧マオイワイナリー)は、北海道自由ワイン株式会社が運営する自家栽培の山ブドウ系の品種を中心にワイン造りを営むワイナリーです。

〈厳しい寒さに強い山ブドウ系の品種〉
カベルネソーヴィニヨンの風味と山ブドウの耐寒性を併せ持った「ヤマソービニオン」、随一の強靭さを誇る「ヒマラヤ」、山ブドウとの交配品種であり華やかさが特徴の「山フレドニア」など、他のワイナリーではなかなか見ることができないとっても珍しい品種を栽培しているんです。

マオイワイナリー1
▲冬季でも樹木は顔を見せている。この光景は雪中に埋めて寝かせる必要がない強靭な耐寒性を持った品種ならでは。これによって特徴的な味わいが生まれ、根強いファンが後を絶たない。

かつては「日本一小さなワイナリー」ともいわれたマオイ自由の丘ワイナリーですが、今年(2018)からは畑の規模をどんどん拡大し、新たなチャレンジとしてさまざまな品種の育成を精力的に取り組んでいます。

また、毎年開催される「エチケットアートアワード」では公募の中からグランプリに輝いたアート作品をワインのラベルデザインに取り入れ、限定のアートボトルをリリースするという面白い取り組みも。

空蝉2017

山ブドウ、山ソービニオン、山フレドニア、ヒマラヤ、ナイヤガラ等の珍しい自家栽培ブドウのほか、長沼町産の希少品種「岩松」や余市町産生食用ブドウを使用した個性豊なワインをこれまでなんと年間約9000本も製造してきました。

マオイワイナリー2
▲珍しい品種のブドウを使用した個性豊かなワイン
澪標(みおつくし)2017 白ワイン 原料:ナイヤガラ
夕顔(ゆうがお)2017 ロゼワイン 原料:キャンベル/山ぶどう
花宴(はなうたげ)2017 赤ワイン 原料:ヤマソービニオン

もちろん各種ワインはワイナリー内の直営ショップでも購入可能。各ワインは購入前に試飲可能です(一部商品は対象外)。

しかし「せっかく来園しても車では試飲することができない!」、そんなときは岩見沢市観光協会が発足した低価格で小型タクシーを貸し切って、空知エリアのワイナリーを巡ることができるワインタクシーもおすすめですよ。ワイナリー農園を見学の際にはスタッフによるガイダンスも受けられます。(要予約)


マオイワイナリー3

自由の丘ワイナリーにある見晴台からは石狩平野を180度以上のパノラマで一望できるんです。そこからの夕景や夜景はまさに絶景。

ワインに目がない人もそうでないという人も、ドライブ旅行の際には一度気軽に足を運んでみては?

■マオイ自由の丘ワイナリー
【住所】夕張郡長沼町加賀団体
【営業時間】土・日曜祝日 10時~17時(1月~3月は完全休業)
【駐車場】無料(普通乗用車4台)
【お問い合わせ(TEL)】0123-88-3704
【公式サイト】https://www.hlwine.co.jp/

【投稿日】2018年08月24日(金)【投稿者】たびらい編集部

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