十勝工芸社 ギャラリーショップ十勝石/上士幌町
【投稿日】2016年02月08日(月)| 北海道発
黒曜石を使った工芸品の数々

ひがし大雪は、世界でも有数の良質の黒曜石を産出する原産地。黒曜石は今から150万年前に大雪山の激しい火山活動によって生まれた黒い天然のガラスである。割ると鋭い刃が生まれることから、旧石器時代よりナイフや矢じりに加工され、人類に恵みをもたらしたという。この地域の方々にとっては、鉱石名の黒曜石よりも十勝石の方がなじみのある呼び名だ。緑の黒髪ならぬ緑の黒石は、割り方や角度、加工によって、様々な表情を見せる。
この石に魅せられた足寄町出身の陶守統一さんは、サラリーマンを経て、平成4年(1992)にその原産地である上士幌に移住し、ギャラリーショップ十勝石を主宰している。ギャラリーでは、黒曜石の持ち味を生かしたオリジナル工芸品が作られ、展示販売されている。磨き上げられた黒曜石の漆黒の美を宇宙に見立てたシリーズは、石そのものの美しさをさらに際立たせている。また上士幌町の風景や動物たちのほのぼの可愛らしい彫刻、アクセサリーなどはすべて一点もの。
■十勝工芸社 ギャラリーショップ十勝石
【住所】 河東郡上士幌町字東3線243-3
【電話番号(問い合わせ)】 01564-2-2165
【営業時間】 9時30分~18時
【定休日】 原則無休。元旦(1月1日~2日)は休業
【駐車場】 あり
【投稿日】2016年02月08日(月)【投稿者】たびらい編集部