1. オホーツクタワー/紋別市

オホーツクタワー/紋別市

【投稿日】2016年02月05日(金)| 北海道発

紋別港第三防波堤の突端にある不思議な形状の建造物が世界初の氷海海中展望塔「オホーツクタワー」。防波堤とは渡橋で接続され、海上38.5メートル、海中7.5メートル(海上3階、海中1階)の規模を持つ。

タワーは観光と研究観測の二つの性格を持ち、最上階のパノラマビューからは条件が良ければ知床連山が見えることもあるという。2階のオブザベーションホールでは流氷のことを学べ、地下1階のアクアゲイトホールからは海中の世界を眺めることができる。真冬の流氷下に泳ぐ魚やアザラシ、時にはクリオネも。水槽ではクリオネやオホーツク海の魚を展示している。

ガリンコ号乗り場からは無料のバスも出ているので、気軽に足を運べるのもグッド。さらには車いす利用の方の送迎車もある。館内には売店と喫茶コーナーも完備されているので、歩いて体が冷えたらホットドリンクで体力の回復を図ろう。

オホーツクタワー

2016年には、地下1階と2階がリニューアル。地下1階のホールは地下7.5メートルに作られており、窓の外には普段見ることのできない海中の様子が広がる。リニューアルにより、フロア全体にイルミネーションや照明が施され、光と音の演出で幻想的な空間へと生まれ変わった。また、水槽の展示にはチョウザメに餌やり体験ができる「チョウザメ餌パク水槽」が新登場。

オホーツクタワー

流氷の旅の映像やクリオネの食事シーンの放映など、見て学べる展示を行う2階のホールには、新たなアトラクションとして「4Dキングオホーツクシアター」が設置された。

これは、全周囲切れ目なく張り巡らされたスクリーンに、特殊効果を盛り込んだ映像が映し出されるという360度超立体映像シアターだ。単なる3D映像ではなく、振動や風を感じながら、さまざまな角度からあらゆるものが飛び出す迫力を感じることができる。360度超立体映像シアターの常設展示は、北海道では初めて。流氷を砕いて進む船「ガリンコ号」と、アザラシの子どもがオホーツク海を冒険するオリジナルストーリー「アイスの小さな大冒険」を上映する。

4Dキングオホーツクシアターでの映像鑑賞は入館料とは別途料金が必要となるが、初回のみ無料となる。ますます内容充実のオホーツクタワーで、オホーツク海の大自然を体験してみてはいかがだろうか。

■オホーツクタワー
【住所】 北海道紋別市海洋公園1番地
【電話番号】 0158-24-8000(オホーツク・ガリンコタワー株式会社)
【開館時間】 10時~17時(最終入館16時30分)
【休館日】 12月29日~12月31日、1月2日~3日
【入館料】 一般(中学生以上)800円、小学生400円(10人以上は団体割引あり)
【公式サイト】 http://www.o-tower.jp/

【投稿日】2016年02月05日(金)【投稿者】たびらい編集部

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