イギリスのホールで使われていた、100余年前のパイプオルガン

小樽オルゴール堂2号館アンティークミュージアムに設置されているのは、明治41年(1908)にイギリスでつくられたエオリア社のパイプオルガン。ヨークシャー州のホールに設置されていたものだ。
正面や左右にあるパイプは装飾で、音を出すのは内部に組み込まれた大小690本のパイプ。かつては大きなふいごを手動で動かし音を出したが、現在はモーターで空気を送り込んでいる。
手動の演奏もできるが、小さな穴の開いた専用のロールペーパーで自動演奏も可能。空気を調節する弁を開いたり閉じたりさせ、空気をパイプの中に送り込んで音を出す。手動と自動と両方の演奏が可能なパイプオルガンは大変めずらしく貴重。ぜひ、10時・11時・12時・14時・15時・16時と、1日6回の実演で重厚な音を体感してほしい。
■小樽オルゴール堂2号館 アンティークミュージアム
【住所】 小樽市堺町6番13号
【電話番号】 0134-34-3915
【交通】車:札樽道札幌北IC~小樽IC(約30キロ)、道道17号を約2キロ、約45分
JR:JR小樽駅から徒歩約20分、JR南小樽駅から徒歩約7分
【営業時間】 9時~18時
【公式HP】http://www.otaru-orgel.co.jp/