2万8千号の天井画が圧巻! 演奏会も結婚式もできる優美なステージ

旭川市にある雪の美術館は、雪をイメージした神秘的な観光施設。なかでも、地下メインフロア中央にある音楽堂は、200席の座席を備えた特徴的なスペースだ。
天井には2万8千号(畳に換算すると、280畳分!)の巨大な油絵「北の空」が広がり、見学者を圧倒する。これは、“青空の下でコンサートを楽しむ”というヨーロッパのスタイルを再現したもの。スペース内には人工の小川が流れており、心地よいせせらぎを聞けば、ここが地下だということを忘れてしまうかもしれない。
天井だけでなく、こだわった調度品や内装も見どころ。ステージには、日本に2台しかない名器・ベーゼントルファーの白いピアノや貴重なハープがずらり。音色が気になるところだが、7~8月の夏休み期間中は、市民ボランティアによるピアノの生演奏があるそう。この機会に堪能してほしい。椅子も特注品で、背もたれや座面には、雪の美術館誕生に深く関わった染織作家・木内綾さんが発案した「優佳良織(ゆうからおり)」の作品が備え付けられている。