1. 阿吽寺の山門/松前

阿吽寺の山門/松前

【投稿日】2015年07月15日(水)| 北海道発

山門から見えてくる城と寺町の歴史

阿吽寺の山門

阿吽寺は元々津軽地方にあったが、津軽地方を治めていた安東氏が南部氏との戦いに敗れ、蝦夷地に渡った際に一緒に津軽海峡を渡ってきた。その歴史に因み「海渡山阿吽寺」と称している。当初は別の場所にあったが、元和3年頃(1617)、松前城の鬼門にあたる北東方向を守護するため、現在の場所に移った。

戊辰戦争の際の火災により寺の大部分が焼失してしまたったが、本堂の奥にある土蔵は火災を免れたため、多くの貴重な文化財が守られた。本尊の不動明王像は、平安時代の作といわれ松前町の指定有形文化財になっている。また、山門も火災により失われたため、現在の山門は松前城の北東側にあった門を移築したもの。

住職の話では、この門は城から「お預かりしている」もので、もし将来的に松前城の全体的な復原事業が行われるようなことがあれば元の場所に戻したいのこと。

【住所】北海道松前郡松前町松城371
【交通】飛行機:函館空港から車で約2時間10分
    車:函館中心部から車で約2時間
【駐車場】なし
【電話番号】0139-42-2249

【投稿日】2015年07月15日(水)【投稿者】たびらい編集部

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