北海道産の最高の原料に出会えたからこそ誕生した、あつもりロール

シンプルだけど目を惹く店構えのパティスリー ウノズは、平成24年(2012)7月にオープンした日本最北の離島・礼文島出身の兄弟が営むスイーツ店。ショーケースの中には、上品さが漂うケーキが約15種類ほど並ぶ。ケーキの種類は決して多くなく、利便性の良い場所でもないのだが、わざわざ足を運んでまで購入したい商品がある。あつもりロールという名のロールケーキだ。
少し黄色みの深いスポンジと中に生クリーム。シンプルとしか言いようのないロールケーキだが、オープンして間もないころからスイーツ好きの間で噂になり、売切れることもしばしば。オーナパティシエの鵜頭氏がとことん探し求めて出会った北海道産の卵と生クリームを使用し、驚くほど丁寧に時間をかけて仕上げたロールケーキは、口の中で溶けていく感覚だ。