1. エゾモモンガ

エゾモモンガ

【投稿日】2013年07月14日(日)| 北海道発

愛くるしい姿で夜を滑空する

エゾモモンガ

くりっとした黒めがちの瞳、チョコンとした手足、そしてモフモフの毛並みという愛くるしい姿で日本の森に生息し、夜行性で時には空を滑空する動物「モモンガ」。北海道に生息するモモンガは「エゾモモンガ」で、アイヌの人々から子守をする神としてあがめられてきた。平野部や高山帯の森や林に生息しており、札幌の森林公園や円山動物園の近くにも出没する北海道に親しまれている動物だ。

オスは体長は18センチ、メスは15センチ程度、尾が長く10センチもある。頭から背にかけては淡いグレー、そして顔や腹部、手足は白色である。ほっぺたの後ろから前足、後ろ足まで膜をもち、それを活用して滑空することができる。羽ばたくというよりもふわりと浮いて進むという印象だ。

エゾモモンガはさまざまな場所を生活の場としており、森林をはじめ、民家の屋根裏を巣とすることもある。乾燥した草などをどこからか拾い集めてきて巣に持ち帰りベッドのようにして眠る。元々夜行性であるが、日中活動することもあるので運が良ければ北海道の内陸部を観光しているときなどに、エゾモモンガの愛くるしい姿に出会えるかもしれない。

【投稿日】2013年07月14日(日)【投稿者】たびらい編集部

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