登山やハイキングで探してみよう!

エナガは、日本では九州以北に幅広く分布している鳥であり、くちばしが非常に短く、目はつぶら、目の上の黒い模様は眉毛のような愛らしい姿。すばしこい鳥でバードウォッチャーたちにも人気が高い。北海道にも生息しているが、本州のエナガとは異なる。道内に生息するエナガは「シマエナガ」と呼ばれる種類で、各地の森などで暮らす。
シマ模様が特徴かと言えばそうではなく、柄があるのは羽の部分だけ。その他は真っ白な体をしている。シマというのは「島」の意味で北海道を指し、北海道のエナガだからシマエナガなのだ。繁殖期以外は群れをなして行動し、昆虫を主な食料としている。観察したい場合は、バードテーブルなどに動物の脂身を乗っけておくとよく来る。冬、白銀の景色のなかにシマエナガがちょこんといる姿は非常に絵になる。
通常のエナガ同様、すばしっこくカメラにもおさめにくいのだが、鳥好きな人は北海道でシマエナガのベストショットにチャレンジしてみてはいかがだろう。