1. アザラシ

アザラシ

【投稿日】2013年06月12日(水)| 北海道発

北海道でアザラシウォッチング

北海道に生息しているアザラシ。

多様な生物の住む北海道の海で、その愛くるしい表情や仕草で特に人気な野生動物アザラシ。北極圏から熱帯、南極まで幅広い海域に生息している哺乳類で、寒い地域に住む種類が多いため、日本ではそのほとんどが北海道を中心に生息している。ゴマフ、ゼニガタ、クラカケ、ワモン、アゴヒゲの5種が生息しており、特にゴマフアザラシが網走などで見られる。餌は主に魚やイカ、大型のプランクトンなどを食べている。

北海道では、アザラシはアイヌ語で「トッカリ」と呼ばれ、猟が行われ暮らしに役立てられてきた。皮や脂は活用され、肉を食用とする場合もあった。現在では環境省によって希少種(絶滅危惧種Ⅱ類)に指定されている種類もあるなど保護が進んでいるが、観光資源として注目される一方で、アザラシが定置網から鮭を食べてしまい、漁業への食害も同時に問題となりつつある。

アザラシは北海道でも特に、北端の稚内や紋別に生息しているものが多く、11月~4月まで越冬の為に生息。また、襟裳岬付近には一年中定住している種類もいる。野生のアザラシを保護する活動も活発で、紋別にはアザラシ専門の保護施設で、網にかかったり迷子になったアザラシを保護し、リハビリをして海に還す活動を行っている。また、各地でアザラシウォッチングのツアーもあり野生の姿を観察するならば、ツアーがおすすめだ。

【投稿日】2013年06月12日(水)【投稿者】たびらい編集部

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