貴重な釧路湿原の風景と野鳥や野生動物との出会いが魅力

北海道の東部にある屈斜路湖を水源とし、太平洋へと続く釧路川。釧路市街の浸水防止を兼ねて作られた岩保木水門より上流を釧路川、下流を新釧路川という。釧路川は一級河川にもかかわらずダムがない珍しい川で、源流から海までカヌーで下ることができる。カヌー愛好者にはとても人気がある場所だ。
釧路川の本流は他の川の本流から比べて流れが緩やかな川なので、カヌーで下るとゆっくりとすべるようにカヌーが流れていく。野生動物との出会いも釧路川本流のカヌー体験の魅力の一つ。特別天然記念物のタンチョウや天然記念物の尾白鷲、カモの親子やカワセミ、エゾシカ、キタキツネなど水鳥や野鳥、野生動物に出会えるかもしれない。
また、釧路川本流のそばをJR釧路本線が走っており、場合によってはくしろ湿原ノロッコ号を見ることができる。冬でもカヌーが体験できるほど穏やかな釧路川は。タンチョウや尾白鷲などの多くの鳥類の繁殖地・休息地であり、貴重な自然の残る釧路湿原を満喫できる。