日本銀行旧小樽支店金融資料館 特別応接室の一般公開/小樽
【投稿日】2015年10月20日(火)| 北海道発
普段踏み入ることのできない特別応接室を見学するチャンス

日本銀行の小樽支店として機能していた「日本銀行旧小樽支店金融資料館」。歴史を感じるその建物は、明治45年(1912)に竣工したもの。ルネッサンス様式の外観で、屋根には5つの緑色のドームが配置されている。外壁はレンガの表面にモルタルを塗った、石造り風。現在は小樽市指定文化財に指定されている。
館内には日本銀行の歴史や業務、小樽の発展について紹介する展示ゾーンや、1億円の重さやお札の偽造防止技術などを体験するコーナーがあり、家族連れにも人気の資料館だ。
毎年2月に開催されている冬の小樽を代表するイベント「小樽雪あかりの路」の期間中の限定2日間、通常は一般来館者の入室が禁止されている特別応接室が一般公開される。
特別応接室は、旧小樽支店時代に地元の財界人と金融経済に関する情報交換などを行う場として使用されていた部屋。室内のアンティークなシャンデリアや革張りのソファ、赤い絨毯などが、かつて小樽が「北のウォール街」と呼ばれていたことを彷彿とさせる。
入室料は、日本銀行旧小樽支店金融資料館の入館ともに無料。事前の申込も不要で、公開時間内は自由に見学することができる。ただし、入室人数に制限があるため、入室待ちになることも。この貴重な機会に、足を運んでみてはいかがだろう。
■日本銀行旧小樽支店金融資料館 特別応接室の一般公開
【住所】北海道小樽市色内1条11丁目16
【電話】0134-21-1111
【開催日】2月上旬~中旬(特別応接室の一般公開入室時間は未定)
【特別応接室の一般公開に関する問い合わせ】011-241-5315(日本銀行札幌支店営業課)
(通常時)
【開館時間】冬期/12月~3月 10時~17時(最終入館は30分前まで)
【休館日】冬期/毎週月曜日
【交通】車:新千歳空港から約1時間10分(道央・札樽自動車道 新千歳IC→小樽IC経由)
【公式HP】 http://www3.boj.or.jp/otaru-m/
【投稿日】2015年10月20日(火)【投稿者】たびらい編集部