1. 蕎麦屋 籔半(やぶはん)|小樽の路地裏にある雲丹とじそばとカレーそばが人気の店

蕎麦屋 籔半(やぶはん)|小樽の路地裏にある雲丹とじそばとカレーそばが人気の店

【投稿日】2022年08月24日(水)| 北海道発

妥協を許さない味と空間へのこだわりに、道内外にファン多し

JR小樽駅から徒歩で約5分。静屋通りと呼ばれる路地裏に建つ、昭和29年(1954)創業の老舗蕎麦屋「籔半(やぶはん)」。

小樽市内にあった旧金澤友次郎(伍楽園)邸の内部を移築、歴史的建造物を再利用した趣ある店構えとしだれ柳が目印です。



店内には雰囲気のある石蔵や囲炉裏などがあり、まるでタイムスリップしたかのよう。そんな独特な空間造りに惚れ込む観光客も多く、連日多くの人で賑わっています。

蕎麦は北海道の蘭越町と北竜町で採れたソバ粉で打つ“地物粉麺”と、同じく北海道産に外国産ソバ粉をブレンドした“並粉麺”の2種類から選ぶことができます。



▲こだわりの“地物粉麺”を楽しむなら、自家製のつゆに薬味とワサビ、一味南蛮とシンプルに味わう「せいろ」がおすすめですよ。

籔半うにとじ

籔半うにとじ2

▲またこの店の看板メニューと言えば「雲丹とじそば」。

「雲丹とじそば」は温かい蕎麦に、卵とじと蒸した雲丹がのった贅沢な一杯。蒸すことで雲丹の旨みが引き出され、少し溶け出した雲丹出汁のつゆは思わず飲み干したくなるおいしさ。生雲丹とは違った味わいが特徴です。

籔半にしん

籔半にしん2

▲例年2月~3月に限定で登場する「にしん群来蕎麦(くきそば)」も見逃せません。

にしん漁で栄えた小樽を表現したこの蕎麦には、にしんがドーンと一尾。トロロを溶いたつゆは、白濁する海面を見事に表現しています。この時期に籔半を訪れるなら、外せない一杯です。

「いかに地元の食材を使うかが大切。通年で雲丹とじそばを、季節限定で牡蠣蕎麦なども提供しています。これからも海の街“小樽”の魅力を打ち出していきたいです」と話すのは、二代目の現店主・小川原 格(ただし)氏。



その小河原氏が打ち明ける、店の隠れナンバーワンメニューが「カレーそば」。
一般的にカレーそばのカレーというと小麦粉ベースですが、籔半では片栗粉がベース。そのため粉くささがなく、とろりとしたやさしい口当たりに仕上がっています。少しだけ効かせたスパイスの辛みと、豚バラとタマネギのみというシンプルな具もまた魅力です。体の芯から温めてくれる、寒い季節にはうれしいメニューです。

冷たい蕎麦を同様のカレーあんにつけて食べる「かれーせいろ」と、通称“やみつき丼”の「かれー丼」もあり、同店の従業員にもこの三つ巴カレーメニューは大好評だそうですよ。

数々の観光ガイドブックやグルメ雑誌にも紹介されている「籔半」。小樽散策の途中に人気の「雲丹とじそば」はもちろんのこと、自慢のカレーメニューを食べてみるのはいかがですか?また古くから「蕎麦屋で一杯」を唱え、酒の肴も充実しているので夜に訪れるのもおすすめです。

■蕎麦屋 籔半(やぶはん)
【住所】北海道小樽市稲穂2丁目19-14(静屋通り)
【交通】JR:函館本線小樽駅から徒歩で約5分
【駐車場】9台(無料)
【営業時間】11時~15時、17時~Lo.20時
【定休日】火曜日、月2回水曜日、1月1日~3日
【電話】0134-33-1212(予約は0120-014-828)
【公式サイト】http://www.yabuhan.co.jp/

【投稿日】2022年08月24日(水)【投稿者】たびらい編集部

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