宝水ワイナリー/岩見沢
【投稿日】2013年06月24日(月)| 北海道発
豪雪地帯という土地柄を生かし、手間暇をかけて誕生

岩見沢市の外れ、水田や畑などのどかな田園風景を見下ろす丘陵地帯の宝水地域。その場所に平成14年(2002)岩見沢市の補助事業として、ワイン用品種の葡萄500本(4品種の赤葡萄)の試験栽培がスタート。その事業を引き継ぎ誕生したのが宝水ワイナリーだ。
岩見沢は北海道の中でも豪雪地帯で、積雪2メートルを超える雪国でのワインづくりは類を見ない。厳しい自然に耐え抜いた果実を摘み、寒さの中で丹念に醸造。雪国でのワインづくりは手間も時間もかかるが、そのぶん岩見沢の風土がしっかりと溶け込んでいる。岩見沢の気候・地勢・土壌の個性を深く理解し、その土地に合った品種、最適な収穫量、この土地だからこそ出てくる味わいを損なうことなく、ワインへ反映させる。大量生産はできないが、人の手が入るからこそ可能となる繊細さや暖かさが感じられる。
ブランド名RICCAとは、「むつのはな(六花)」を意味する言葉。雪があるからこそ生み出されるワインたちに、雪の結晶が描かれている。古民家を改装した建物の中でワインの醸造、ワインの販売を行っている。2階からはワインの醸造設備が見学でき、バルコニーからは葡萄畑を眺めることが可能だ。また、建物の外に立つ小さな小屋、「ヴィアグレスト」では自社農園で栽培されたぶどう(白・赤)のシロップがかかったソフトクリームが味わえる。
【投稿日】2013年06月24日(月)【投稿者】たびらい編集部